痰(タン)というと、おじいさんが吐き出しているというイメージが強いですが、そもそも痰とは何が原因で症状が起こるのでしょうか。さっそく見ていきましょう!
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痰について

痰とは、肺や肺につながる気道である気管・気管支などから分泌される粘液のことを言います。人間の肺や気道では、常に痰が作られているのですが、普段は分泌量が少ないため、自然に胃に流れ落ちているのです。病原菌や異物が体内に入ると、気道や肺が異物に対抗して多くの痰を出し、痰を異物に絡ませて口から吐き出させようとします。鼻水が喉に垂れて流れ落ちてくるものは痰とは異なります。
痰には、色やネバネバしているのかサラサラしているのかによって種類が異なります。初期はサラサラしているのですが、進行すれば痰はネバネバな状態になってきます。
透明な痰の原因について

透明な痰がでる場合の原因は、「非細菌性感染症」「アレルギー性気管支炎」「気管支喘息」「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」、「肺胞上皮癌(肺がん)」などの可能性があります。
痰が出るのは怖い病気である可能性も高いので、病院を受診したり肺がん検診を受けるなど健康に注意しましょう。